ご挨拶

区長 栁下 誠

 

ようこそ、旧軽井沢区会ホームページに

このたび旧軽井沢区会がホームページを開設いたしました。
軽井沢町の30ある区の中ではまだ数少ない開設ですが、区民の皆様はじめ、とりわけ旧軽井沢区に興味をお持ちの皆様には、ぜひこのホームページにアクセスいただき、日常生活や観光に際しての情報源としてご活用されることを願っております。
このホームページ開設には旧軽井沢公民館の建替え事業が深くかかわっておりましたのでその経緯からご説明することにいたします。
元は軽井沢町の病院であった旧軽井沢公民館は、町のご好意により永い間私たちの交流の場として慣れ親しんでまいりました。 築後80年にもなろうとする現建物は、当初公民館としての使い勝手とは異なる部分も多々あったため、補修、改造の手を加えながら今日まで旧軽井沢公民館として利用してきました。 しかし老朽化も顕著になり、現代の耐震基準にも及ばないこと、一次避難所の利用にも応えられないことなどから、今後50年、100年と次世代の人たちが利用できる施設にするためには、公民館として新築することが、私たち積年の願いでありました。
20年ほど前から、旧軽井沢公民館建設準備委員会を結成し、歴代の委員長(区長)以下委員が町との交渉を続けてまいりました。 度重なる折衝を続けた結果、新築案が具体的に動き出したのは、わずか5年ほど前のことでした。 新築計画が承認された後の工程の進捗にもいくつかの困難が待ち受けていました。
公民館の建物は町が準備する一方、建設地については区側が準備することになっておりましたが、区側の準備金の予算額に見合う建設地探しは、地価の高い旧軽井沢地域においては大変難しいテーマからのスタートとなりました。
次の問題は、決定した建設予定地内に医療廃棄物が見つかり、建設計画が白紙になってしまったことです。 ようやく新たな建設予定地が決定し、工事業者への入札公告がされましたが、折からのロシアのウクライナへの軍事進攻による諸物価、特に建設資材の暴騰により当初の予算内で落札できた業者はありませんでした。 対策としては予算額の見直しですが、これは町の決裁を待つよりほかありませんでした。
幾多の困難を経て、今、公民館建設は竣工に向けて最後の工程に進んできました。
町、工事業者、そして区会や区民の関係者等々、多くの方々の努力とご協力によって旧軽井沢公民館はここに実現しようとしています。
さて、ホームページの開設に至る経緯は、公民館新築の検討過程で様々なご意見、ご要望が寄せられる中で、少なくとも向こう50年は区民の皆様の利用に耐えられるため、できるだけ現在普及している最新の機能を取り入れておきたいとの願いが多かったことでした。 例えばソーラー発電、インターネット回線、WiFi通信、大型スクリーン、防災および非常時の対応組織と備蓄、二十四時間対応AED、区民との双方向情報交換システムなどなどです。 これらの最新機能は、公民館での活動をより便利にし、zoomミーティング、映画会、カラオケ大会、パブリックビューイング、映像による講習会、パソコンや携帯電話の使用方法講習会、災害時の避難者の収容支援活動などなどさらに夢が広がります。 ここで旧軽井沢区会と区民の皆様との情報共有にはホームページの様々な有効性が議論され、ホームページ制作委員会が組織され、この度の開設となりました。